ホクトの家づくり
住まいの工法 〜２つの木造工法〜
木造住宅基本の建て方には、 木造軸組工法と木造枠組壁工法（ツーバイフォー工法）があります。
木造軸組工法
木造枠組壁工法
(ツーバイフォー工法)
木造軸組工法
木造軸組工法は「在来工法」と呼ばれることもあります。昔から日本の住宅に採用されてきた歴史のある工法で、今でも新築住宅に採用される工法として高いシェアを占めています。
骨格となる『柱（縦の構造材）』と『梁（横の構造材）』で軸組をつくり、「線」で建物を支えるイメージです。そこに壁や床を取り付けて建築していきます。
〜木造軸組工法のメリット〜
- ◎開口部（窓や出入り口）を大きく取れる
- 壁ではなく軸組で支える工法であるため、大きな窓などが設けやすいというメリットがあります。
- ◎間取りの自由度が高い
- 柱と梁を組み合わせて建築するため、壁を設ける箇所の選択の幅が広がります。部屋の広さや形を比較的自由に調節することが可能です。
- ◎リフォーム、増改築がしやすい
- 柱と梁の骨組みがベースの工法なので、壁を取り払って部屋をつなげたり、増築などもしやすくなります。
木造枠組壁工法 (ツーバイフォー工法)
木造軸組工法が「線」で建物を支えていたのに対して、枠組壁工法は「面」で支えるイメージです。
ツーバイフォーと呼ばれる2インチ×4インチの角材でつくられた枠組に、構造用合板などのパネルを張付けて壁や床を構成します。その「面」を組み合わせて家をつくりあげる工法です。
細かく決められた基準の中で壁を配置するため、高い耐震性と耐火性の備わった家を短期間で完成させることができます。
～木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)のメリット～
- ◎耐震性と耐風性
- 面で構成されている工法のため、建物全体の強度が高まり、地震や台風に強いと言われています。
- ◎工期が短い
- 建築材料が規格化・システム化されるため、建設現場での作業量が短縮されます。そのため木造軸組工法よりも工期が短くなる特徴があります。
- ◎気密性・断熱性では有利
- 面をつなぎ合わせることで、隙間が生まれにくく、気密性や断熱性も向上します。